社員インタビューInterview

海上寮療養所/看護師/前島 章吾

2019年新卒入社

前島 章吾

海上寮療養所/看護師

看護師として、利用者さんと深く関わることができると思いました。

看護師として、利用者さんと深く関わることができると思いました。

大学に入学した当初は、小児科の看護師になろうと思っていました。しかし、もともと患者さんと深く関わりたいと思っていたので、精神科のことを知るにしたがって自分の進むべき道が明確になってきました。そして就職活動をしている中で出会ったロザリオの聖母会で、いま勤務する海上寮療養所の看護部長のお話を聞き、ここなら自分の理想とする看護師としての仕事ができるのではと思ったのです。
一般の病院では、やはり医師による診療や治療、そして投薬が主体となります。しかし、精神科では看護師の関わり方がさまざまなことを左右します。ここに私はやりがいを感じ、入職することを決意しました。
精神医問題を抱える方へのサポートを、チームで行っています

精神医問題を抱える方へのサポートを、チームで行っています

いま私が勤務するのは、「海上寮療養所」の暁(あけ)の星病棟。全開放で、カウンセリング・環境調整・薬物療法により、 きめ細かい精神科医療をめざす精神科病院です。 ここでは約50名の入院患者さんをはじめ、精神に問題を抱える方を対象に、食事介助、排泄介助、採血、経管栄養、薬出し、入浴介助など、さまざまな介助を行っています。
日勤の場合は、8:30からの申し送りに始まり、午前はおむつ交換やお部屋の掃除、昼食の準備と介助を行います。午後は14:00からの牛乳配布、その後の病棟OTなどを経て、16:30から夜勤担当への引継ぎという流れになります。
これらすべてにおいて、看護師をはじめとする職員のチームワークがとても大切です。
いまは、自分にできることが一つづつ増えるのが喜びです。

いまは、自分にできることが一つづつ増えるのが喜びです。

私はまだ入職数カ月の新人看護師ですので、本当に日々勉強です。ですから、ここにいる5人の看護師の先輩をはじめ、いろんな方に教えていただいたことを次に実際にやってみることを繰り返して、少しづつ成長している段階です。
しかし、そんな私でも、利用者さんに「ありがとう」と言っていただけることが増えてきました。最初は反応のなかった利用者さんが、徐々に表情が和らいできて笑顔を見せてくれるようになったりすると本当にうれしいですし、もっと役に立ちたいと前向きな気持ちになりますね。

自分をわかってもらうこと以上に、利用者さんのことがわかるように。

私がどうすれば利用者さんに喜んでいただけるのか、は少しづつですがわかるようにはなってきました。しかし、利用者さんの感情の変化を即座に正確に理解することは、まだまだ難しく感じています。先輩方は、「いま少し調子が良くないな」などを判断して適切な対応ができるのですが、私はそれができずに利用者さんを余計に不安にさせたりということも。
今後は、利用者さんの考えていることをわかってあげられるようになり、どんなときでもやってほしいことができ、言ってほしいことの言える看護師になりたいです。
利用者さんとの距離が近く関係性を築きやすいのが、ここの特徴です。

利用者さんとの距離が近く関係性を築きやすいのが、ここの特徴です。

特に、入院したばかりの利用者さんは、いきなりこれまで伴時用に生活することは難しく、大きな不安を抱えていらっしゃいます。しかし、私のいる海上寮療養所をはじめとするロザリオの各施設では、利用者さんとできる限り近くで寄り添うことを大切にしています。職員同士のチームワーク、そして各施設横断の交流の機会など、利用者さんに「家族の中にいるような」安心感を提供するためにさまざまな工夫をしており、それが利用者さんのみならずここで働く職員にとってもとても居心地のいい環境をつくっているのだと思います。

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